姜 恩之(きょう おんし、1888年 – 没年不詳)は、中華民国・満洲国の官僚。別号は澤仁

事績

北京朝陽大学政経科を卒業。濛江、樺甸、楡樹の各県県知事を歴任する。1933年(大同2年)、満洲国で専売総署署長に就任し、1937年(康徳4年)に行政改革を経て専売総局長に重任した。1938年(康徳5年)7月28日、錦州省長となり、1941年(康徳8年)10月11日までつとめた。その後、1943年(康徳10年)8月時点では、満洲重工業開発株式会社監事に就任していることが確認できる。

1943年9月以降における姜恩之の動向は不詳となっている。

参考文献

  • 尾崎秀実監修「アジア人名辞典」『アジア問題講座 12』創元社、1940年。 
  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第十三版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1940年。 
  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第十四版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年。 
  • 満洲国史編纂委員会編『満洲国年表 本編』満蒙同胞援護会、1956年。 
  • 劉寿林ほか編『民国職官年表』中華書局、1995年。ISBN 7-101-01320-1。 

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