『とべとべヤングABC』(とべとべヤングエービーシー)は、朝日放送ラジオで1978年10月3日から1979年10月5日まで放送されていた平日夜のラジオワイド番組。通称「とべヤン」。
概要
当時の朝日放送ラジオの平日夜10時台(22時台)は、夜ワイド番組『ABCヤングリクエスト』(ヤンリク)が23:00スタートであったために本番組と同じ22:00スタートであった『MBSヤングタウン』(毎日放送)への対抗策的な枠であり、本番組から聴いているリスナーをそのままヤンリクへつなげようという目的を持ったもので、この枠では1974年4月8日から4年6か月続いた『ハイッ!浜村淳ですABC』に続くワイド番組である。
前番組『ハイッ!浜村淳です』に比べて対象リスナー層をより若者向けに絞り、アニメやオーディオ、車などのメカニック、SF、ヒット曲など若者好みの情報を満載した構成。パーソナリティのうち、金木賢一は本番組担当のために次枠番組『ABCヤングリクエスト』月曜パーソナリティを一時降板。川田恵子は本番組のオーディションに合格して、本番組のアシスタントで放送界にデビューした。その川田はこの「とべヤン」時代の1979年に、本番組の企画でシングル曲『最後のフレーム』を愛称の「キャンディ」名義でリリース(ふたつのさくらンボ「ディスコ・ヤンリク」との両A面)、同曲は本番組でテーマ曲として使用されていた。
本番組終了後は再び朝日放送ラジオの平日夜10時台から1時間以上のワイド番組が消滅。平日夜10時台での1時間以上ワイド番組の再開はこれより2年後の1981年10月5日スタートの『ABCラジオ10』となる。そしてパーソナリティの一人、金木賢一は1979年10月から『ABCヤングリクエスト』月曜パーソナリティに復帰している。
放送時間
- 月曜日〜金曜日 22:00〜23:00 (1978年10月3日〜1979年3月31日)
- 月曜日〜金曜日 22:00〜22:50 (1979年4月3日〜1979年10月5日)
- 『ABCヤングリクエスト』内で放送されていた『たむたむたいむ』が、1979年4月3日から平日22:50〜23:00の単独枠に移動して来たために短縮(1979年7月からはこの枠でたむたむたいむに代わり『快刀乱麻・龍介のひとりごと』がスタートしている)。
パーソナリティ
- 金木賢一 (月曜〜水曜)
- 安部憲幸 (木曜・金曜)
- 川田恵子 (アシスタント)
主なコーナー
- ゲストコーナー
- ハガキでフィーバー
- テレフォンクイズ
- Dのコーナー
- D1からD4までの“背番号”を付けた4人のディレクターが毎日パーソナリティと一緒に出演してトークをしたり様々な企画を行う。
- ベストテンコーナー(正式タイトル不明)
- 香月星苑のホロスコープ星占い(月曜)
- 黒田武彦の風の話(水曜)
- 藤沢淳一郎の釣りの話(木曜)
脚注




